2026/09/09 15:55

ブロックプリントの生地を広げると、まず考えるのが、「何を作ろう」ということ。

ワンピースかな、パンツかな
それとも小さなものにしようかな

と柄を眺めながら考える時間も、私は好きです。

contentで扱っているブロックプリントは、薄手でやわらかなインド綿が中心です。

私自身、ソーイングがものすごく得意というわけではないのですが、ソーイングブックを参考にしながら服を作ることが多く、ときどき自分でパターンを引いて作ることもあります。

それでも、好きな布が少しずつ形になっていく時間や、できあがった時の達成感が好きで、これまでいろいろ縫ってきました。

いろいろ縫ってきて思うのは、
「ブロックプリントだから、これを作る」
という決まりは、あまりないということ。

ワンピースやブラウス、パンツ、スカートはもちろん、バッグやポーチ、ハンカチ、ストール、スカーフなど、基本的にはいろいろなものに使えます。

ただ、生地そのものにはあまりハリがないものが多いので、そのやわらかさを生かした形は特によく似合うな、と感じています。

少しゆとりのあるシルエットや、ギャザー、フリルを入れたふんわりとした形。
生地をたっぷり使っても重くなりにくいので、ゆったりした服にも使いやすいです。


こちらは、たっぷりと布を使ったサロペット。

生地で広げて眺めていた大きな柄も、服になるとまた違った表情になります。
ブロックプリントは柄に目がいきますが、形になった時の布の動きも好きなところです。




こちらはパンツ。
トップスはいつもの無地のものを合わせて、パンツを主役に。

インドの布というと、インドらしい雰囲気のワンピースを思い浮かべることもありますが、日本の日常に馴染む、いつものパンツやブラウスに仕立ててもとても素敵です。

形はかんたんでも、好きな布で作ると少し特別。

「この形なら、この柄かな」

とソーイングブックを眺めながら考えるのも、楽しい時間です。


インディゴのブロックプリントを、シンプルなワンピースに。
柄に存在感がある生地は、形をすっきりとさせることで、布そのものの雰囲気がよく映えます。
インドらしさのある柄でも、シンプルな形に仕立てると、日常の中に取り入れやすい一着になります。

反対に、少しかっちりとした形に仕上げたい時は、少し工夫することもあります。
首まわりや見返し、ベルト部分など、形を保ちたいところに薄手の接着芯を使ったり、身頃の一部を無地の生地にしてみたり。

「薄手だから作れない」というより、作りたいものに合わせて少し手を加える。

そんな自由さも、布を扱う面白さかなと思います。

そして、ブロックプリントで少し気にしておきたいのが柄の方向。

インドの生地には、縦に流れるような柄や、上下の向きを感じる柄も多くあります。
でも、必ずしも全部を同じ向きにしなければいけない、ということでもないと思っています。

インドの服や作品を見ていると、あえて向きを変えて使っていたり、逆方向に配置していたりするものもあって、それもまた素敵です。

柄の向きもデザインのひとつ。
自由に楽しんでいいのだと思います。

ただ、すべて同じ方向に揃えて裁断したい時は、柄によっては通常より少し多めに生地が必要になることもあります。




服だけでなく、小物にも。

薄手のブロックプリントをキルティングすると、ふっくらとした表情が加わって、ポーチやバッグにも使いやすくなるので、私は好んでキルティングしています。(接着芯を使って、ほどよく厚みを出す方法もあります。)





服を作ったあとのハギレをパイピングに使ったり、違う柄をパッチワークのようにつなぎ合わせたり。
小さくなった布にも、まだまだ出番があります。

そして、もっと気軽に楽しむなら、ハンカチやストール、スカーフにもおすすめです。

好きな大きさにカットして、四辺を三つ折りなどで縫えば完成。
難しいパターンがなくても、柄そのものを楽しめます。

お客様の中には、
「端を処理せず、そのまま使っています」
という方もいらっしゃいます。

薄手のコットンなので、使っているうちに端がほつれてくることはありますが、それも気にならない使い方なら、そのまま楽しむのもひとつ。
長く使いたいものや、お洗濯を繰り返すものは、端を縫っておくと安心です。

何か立派なものを作らなくてもいい。
首元に巻いたり、バッグに入れたり、いつもの服に合わせたり。

まずは一枚の布として使ってみるだけでも、ブロックプリントは十分楽しめます。

インドらしい雰囲気をたっぷり楽しむ服も素敵。
でも、インドの布を日本のいつもの暮らしの中に持ってきて、自分が使いやすい形にするのも、私はとても好きです。

好きな布を選んで、少しずつ形になっていく時間。
そして、できあがった時の達成感や満足感。
そんなところも、ソーイングの楽しさだなと思います。

お気に入りのブロックプリントを、それぞれの暮らしに合う形で、自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。


※掲載している作品に使用した生地は、すでに販売終了している場合がございます。現在販売中のブロックプリントは、オンラインショップよりご覧いただけます。

Instagramでは、お客様がcontentの生地で制作してくださった作品や、店主が制作したものもご紹介しています。
お客様の作品は、ハイライト「お客様の作品」にもまとめています。

「この柄で何を作ろう?」と迷った時の参考に、のぞいてみてください☺️


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